Amazon QuickSightの予測機能が最大3つのメジャーに対応出来るようになっていました
いわさです。
QuickSightではチャートのメジャー(測定数値)の予測機能が備わっています。
予測機能を使うことで、SPICEにロードされているデータのディメンションより先のデータをQuickSightが機械学習の機能を用いて予測してくれます。
これによって将来の売上の予測を簡易的に行うことが可能です。
また、What-if分析オプションが用意されており、将来値を変更した場合にどのようにチャート全体が影響するのかを可視化することも出来ます。
こちらの予測機能が最大3つまでのメジャーに対応したというアップデート履歴を確認しました。
しかし、本日時点で日本語ドキュメントにはまだ記載はありませんでしたが、英語ドキュメント側は更新されています。
マネジメントコンソール上はまだ実装されていないけどドキュメント上はフライングで更新されるケースが稀によくあるのですが、今回はどうなのか。確かめてみました。
従来の予測追加手順
分析で1つのメジャーを選択したチャートを作成し、チャートメニューから「予測を追加」を選択します。
そうするとディメンションに対する先の期間の予測データを描画してくれます。
例えば以下だと、SPICEにロードされたデータは16年12月までのものですが、予測データを追加すると18年2月まで表示されます。
予測期間は編集が可能です。デフォルトが14期間となっています。
3つのメジャーを指定したチャート
さて、3つのメジャーを指定して、同じように予測の追加を行ってみましょう。
たしかに3つ全てのメトリクスに対して表示されるようになっていますね。
ちなみに、4つ以上指定した場合はどうなるでしょうか。
コンテキストメニューに予測の追加が表示されませんでした。
ドキュメントのとおり最大3つまでのようですね。
What-if分析は使えない
注意点があります。
予測については3メトリクスまで対応されましたが、What-if分析オプションを使う場合は、従来どおり1つのメトリクスを指定した場合に限られます。
What-if分析は予測追加時にポイントを選択すると表示されるコンテキストメニューで設定が可能です。
3つのときはこのコンテキストメニューが表示されません。
この点だけ覚えておきましょう。
まとめ
- メジャー値3つまでは予測機能が使えるようになった
- しかし、What-if分析オプションは従来どおり1つのメジャー表示時のみ